平成21年3月分までの計算式
免除期間に納付した保険料がどれだけ年金額に反映されるかは、平成21年3月までに納付した分とそれ以降に納付した分で違いがあります。平成21年3月までは以下の計算式で受給額が算出されます。
〈免除期間を含めた年金額の計算式(~平成21年3月)〉
たとえば、全額免除された期間に関しては、満額収めた場合の6分の2、つまり3割程度しか受け取れないことになります。
平成21年4月以降の計算式
平成21年4月以降は、国庫による年金負担の引き上げが行われたため、同じ免除割合でも受給できる金額が大きくなります。具体的な計算式は以下の通りです
〈免除期間を含めた年金額の計算式(平成21年4月~)〉
こちらも全額免除の期間で考えると、満額の8分の4、つまり半額分受け取れる計算になります。平成21年3月までの場合は3割程度でしたので、同じ免除割合でも受給金額が増えていることがわかります。
加入期間・納付状況別受給金額は?
国民年金の受給額の計算式をご説明しましたが、特に免除期間を考慮すると複雑な計算になってしまいます。そこで加入期間や納付状況に応じて受給金額が確認できる早見表をご用意しました。先程ご説明したように、平成21年3月までとそれ以降では計算式が異なりますので、早見表も2つに分けています。現在の状況での試算ではありますが、将来どの程度年金を期待できるのか参考にしてみると良いでしょう。