早見表の使い方

免除期間がない場合は、納付した期間に該当する金額を参照してください。一部免除期間がある場合は、それぞれ対応する年数の金額を合算すれば年金額がわかります。平成21年4月以降の表で例を挙げてみましょう。満額納付していた期間が35年、2分の1免除されていた期間が5年あったとします。この場合は、満額納付の35年に対応する681,888円と、2分の1免除の5年に対応する73,059円を合算した、752,927円が将来受け取ることのできる年金額となります。

実際に国民年金はいくら貰えるの?

ここまで、年金受給額の計算方法や納付期間と受給金額の関係についてご説明しましたが、現在の年金受給者の方々は実際にどれくらい年金を受け取っているのでしょうか。最近の年金受給月額の推移は以下の通りです。

〈国民年金の平均受給月額〉

参照:厚生労働省の公開資料「厚生年金保険・国民年金事業の概況」

年度ごとに変動はありますが、国民年金の受給月額は55,000円から56,000円の間で推移していることがわかります。平成28年度の平均月額は、55,637円なので、年額に換算すると667,644円です。先程ご紹介した受給金額表に照らし合わせると、35年分満額で納付した場合と同程度の年金受給額が平均であることがわかります。

年金受給額を確認して有意義な老後の計画を

ご自身の納付状況から、将来どの程度年金が受け取れるのかを確認しておくことで、どのような準備が必要か、具体的に計画することが可能となります、年金額の計算方法をしっかり確認して安心できる老後生活に備えておきましょう。