障害年金の受給額を比較

年金に加入することで、病気や怪我などで障害が残ってしまった場合に、障害年金を受け取ることができるようになります。これは老後の人だけでなく現役世代や未成年も受け取ることが可能です。原因となった病気・怪我で初めて病院や診療所を受診した時に、国民年金に加入していた場合は障害基礎年金を、厚生年金に加入していた場合は障害厚生年金を受け取る形となります。具体的な受給額の計算は以下の通りです。障害基礎年金は、障害の程度や子どもの有無によって決まり、また障害厚生年金は、障害の程度やそれまでの収入に加えて配偶者や子ども有無によって決まります。

〈障害年金の受給額計算式〉

障害等級障害基礎年金障害厚生年金
1級779,300円×1.25
+子の加算
報酬比例の年金額×1.25
+ 配偶者の加給年金額
(224,300円)
2級779,300円
+子の加算
報酬比例の年金額
+ 配偶者の加給年金額
(224,300円)
3級なし報酬比例の年金額
※最低584,500円保障

参照:日本年金機構の公式サイト

生姜基礎年金の「子の加算」における子は、18歳未満もしくは20歳未満で障害等級1級または2級の場合対象となります。金額については、第1子と第2子については各224,300円
第3子以降は各74,800円が加算されます。また障害厚生年金における「報酬比例の年金額」は、名前の通り各自の収入に比例して金額が変わり、その計算式は非常に複雑です。ご自分で計算されるより年金事務所などに問い合わせた方が早いでしょう。

障害年金受給額のシミュレーション
仮に以下のような人が障害年金を受け取る場合の年金額をシミュレーションしてみましょう。

・配偶者あり
・子ども2人
・年金加入期間20年
・報酬比例月額900,000円

このような人の場合、各障害年金で受け取ることのできる金額は以下の通りです。

障害等級障害基礎年金障害厚生年金
1級1,422,725円1,349,300円
2級1,227,900円1,124,300円
3級なし900,000円

なお、障害厚生年金を受給する人は同時に障害基礎年金も受け取ることになるため、2級の場合は2,352,200円、1級の場合は2,772,025円が実際の受給額となります。