免除になる基準

所得の基準と計算方法

免除制度を利用するには、一定の所得要件を満たす必要があります。当然、免除される金額が大きいほど、条件も厳しくなります。具体的な所得条件は以下の通りです。

〈免除の種類と条件〉

免除の種類条件(前年の所得が以下の金額の範囲内)
4分の1免除158万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
半額免除118万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
4分の3免除78万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
全額免除(扶養親族等の数+1)×35万円+22万円

参照:日本年金機構の公式サイト

世帯別、免除を受けられる所得例

上記の条件を参考に、世帯別に免除を受けられる所得例をご紹介します(社会保険料控除額を29万円と仮定)。収入や自治体により詳細な所得は変わりますので、以下の表を参考にして、気になる場合は年金事務所に相談すると良いでしょう。

<世帯別、免除を受けられる所得例>

免除の種類単身世帯2人世帯
(夫婦)
4人世帯
(夫婦+子ども2人)
4分の1免除187万円225万円341万円
半額免除147万円185万円301万円
4分の3免除107万円145万円261万円
全額免除57万円92万円162万円