免除された場合の年金額
免除された場合は、残念ながら満額納付と同じ額の年金を受け取ることはできませんが、年金の計算にはしっかりと反映されます。たとえ全額免除されたとしても満額の半額分は支給されるのです。
〈免除の種類と支給される年金額〉
免除の種類 | 支給される年金額 |
---|---|
4分の1免除 | 満額納付の7/8 |
半額免除 | 満額納付の6/8 |
4分の3免除 | 満額納付の5/8 |
全額免除 | 満額納付の半額 |
参照:日本年金機構の公式サイト
なお、全体の加入期間の内、一部の期間のみ免除を受けた場合は、その該当期間のみが減額される形となります。例えば、30年間満額納付、8年間半額免除、2年間全額免除の場合は、30年分は満額支給、8年分は満額の8分の6支給、2年分は半額支給となります。なお、障害年金や遺族年金は、免除期間が金額に影響することはありません。
免除の申請方法
免除申請に必要な書類
免除制度の申請の際、必ず持参しなければならない書類は、国民年金手帳、もしくは基礎年金番号通知書および「国民年金保険料免除・納付猶予申請書」です。また失業に伴う免除申請の場合は、審査方法が変わりますので、失業の証明となる以下の書類のいずれかの写し(コピー)が必要です。
①雇用保険被保険者離職票
②雇用保険受給資格者証
①は退職時に会社から、②はハローワークで雇用保険の手続きを行う時にもらうことができます。