免除手続の流れ

免除手続きの具体的な流れですが、行うことはそれほど多くありません。書類さえ揃っていればスムーズに進むでしょう。

1.国民年金保険料免除・納付猶予申請書を入手する

免除を受けるには、所定の書式の書類に必要事項を記入し、提出する必要があります。
その書類が「国民年金保険料免除・納付猶予申請書」です。この書類は、役所の窓口でもらえますが、日本年金機構の公式サイトでダウンロードすることも可能です。

2. 申請書に必要事項を記入する
申請書の記入項目は、氏名・住所や電話番号などの基本情報の他、世帯状況や前年の所得など審査にかかわる内容も含まれます。また希望する免除区分についての項目がありますが、特に指定のない場合は、以下の順番で優先的に審査され、該当する区分が適用されます。

・全額免除
・納付猶予
・4分の3免除
・半額免除
・4分の1免除

つまり、全額免除の区分から審査され、全額免除で通らなければ納付猶予、納付猶予で通らなければ、4分の3免除、というように進むわけです。もし、審査を希望しない区分がある場合は、その区分に「×」チェックをすれば審査されません。

なお、一度の手続きで複数年分の免除申請を行うことが可能です。ただし、1枚の書類で申請できるのは1年分だけですので、複数年申請の場合は、年数分の申請書を用意する必要があります。

3.担当窓口に提出する
住民登録をしている事態の市区役所、町民役場の国民年金担当窓口となります。持参するものは以下の通りです。

・国民年金保険料免除・納付猶予申請書
・国民年金手帳または基礎年金番号通知書
・印鑑(申請書に必要、本人署名がある場合は不要)
・雇用保険被保険者離職票または、雇用保険受給資格者証(失業者の場合)

その他、自営業の場合は開閉業届の写しなどが必要になるケースがあります。窓口での指示に従い対応するようにしましょう。

4.審査結果を待つ
一度手続きが終了すれば、特にすることはありません。審査結果を待つのみとなります。審査には2~4ヶ月程度かかり、結果は郵送にて送られます。免除区分に指定がなければ、適用される区分の免除を自動的に受けることになります。